タイでの弁護士費用・裁判費用って?

勝利の女神、

 

弁護士が必要だ!訴訟を起こす!なんてことは、長い人生の中で無ければ無いに越したことありません。しかし、異国のタイで大きな問題やトラブルに遭遇した時、法律的に解決できるのだろうか?弁護士事務所に訪れたら、幾らくらい掛かるんだろうか?という不安も過るのではないでしょうか?

 

普通一般の皆さんでは、弁護士費用や裁判費用のおおよその相場についてなんて、過去に裁判経験や法律問題によっぽど触れてきていない限り分かりずらいでしょう。

 

ここでは、タイで法律事務所へ訪れ、弁護士費用や裁判が必要になってしまった時の初期費用(着手金)や成功報酬などについて触れていきたいと思います。

 

当然、事案内容の解決の難易度によってや弁護士の勝訴経験回数(言わば能力のこと)、金銭の請求が絡む場合は、それによってもたらされる原告の経済的利益によって弁護士費用も変わってきます。特に、刑事事件の調査や警察署での取り調べ、裁判に移行した場合の請求金額が大きいほど難易度も高くなってきますので、それなりの経験がある弁護士が必要になってきます。裁判と一言でいっても、刑事訴訟・民事訴訟、離婚裁判、その事案内容も様々です。

 

タイと日本の平均的な弁護士費用と裁判費用の差を比較して見ると、案件の内容によっても算出方法の違いもありますが、外国人が弁護士を委任したり裁判を行う場合、多少、タイで依頼する方が 1-2割 高くなる傾向にあります。そこには、証拠書類や事件解決に必要な書類の翻訳(日本語またはその他言語からのタイ語)、法に精通した通訳(裁判時には法廷通訳)を介して相談・裁判・事案解決を進めていかなければならないからです。

 

もう一つ、これは、とても恐ろしい日本ではあまり考えられない話ですが、タイでは普通に起こり得る問題があります。各弁護士が口を揃えて言うのは、「危険料」です。どういうことかと言うと、法的任務に伴う危険性です。法を介した弁護士の任務の目的は、依頼者と同じ方向を向き目的を果たし勝訴を勝ち取ることです。それとは逆に法的手段によって被告側をどん底に落とし込むことにもなります。クライアント様に満足や納得できる結果を与える伴に、一方で、反感や恨みを買う職業でもあるのです。

 

タイでの弁護士の任務には、そこに大きな危険が潜んでいます。特に、原告側の経済的利益が大きい裁判判決を得た後の被告側からの報復(逆恨み)、相手を犯罪者として立証する事案の場合などは、その家族や周囲の人間によっての報復もタイでは普通にあり得ることなのです。

 

つい最近では、裁判所で弁護士や依頼者が銃で撃たれるなんて事件もありました。News Clipの記事:参考

 

また、裁判勝訴後に、勝訴を勝ち取った弁護士の家に火をつけられる、弁護士の家族をも巻き込む長期の嫌がらせまで様々です。判決後、後を付け回されて、長い間ホテル暮らしを強いられるケースや、弁護士が撃たれて死亡するなんてこともタイでは普通に起きるのです。

 

相手にとっては自業自得の不利な判決でも、その怒りは想像以上の場合があるのです。

正当な判決で勝訴した場合でも、刑事告訴で追い込む場合や、被告側の家族をも巻き込む相当数の大きなダメージを与える場合、大きな経済的打撃を強いる判決が出る場合は、大きな恨みを買うであろうという想定が必要になってきます。そんな事案の場合は、弁護士一人ではなく数人の弁護士がチーム一同になって挑む事案もあります。

 

また、タイでの弁護士は「弁護士」と一言でいっても千差万別です。訴訟(裁判)ができない免許しか持ち合わせていない場合は、法律相談や法的書類の作成、労務問題の解決や中小企業の顧問弁護士としてお給料(時間給や日給)と作業手数料で働いている弁護士もいます。

 

裁判に出廷できる弁護士免許があっても、リスクが伴う案件は受任しない弁護士も多くいます。その他、一番、最悪な弁護士は、どんな事案でも安く請け負うけれど、時間稼ぎで時間給ばかりを請求して結果を出さない、働かない弁護士です。そのような弁護士もタイには多く存在するので弁護士を選ぶ際は注意が必要です。

 

弁護士費用には、大きく分けると、「時間給や日給」「作業手数料」「着手金」「成功報酬」に分けられます。弁護士の能力や事案内容・問題解決の難易度によっても組み合わせも変わってくるのです。

 

タイでの弁護士費用は案件や弁護士の能力にもよりますが、私たちが外国人である上に言葉の問題があるため、事件に関わらず日本語での専門家や通訳による支援や、法廷などでは、日本語を話す法廷通訳が必要になったり、証拠書類が外国の場合は、タイ語に翻訳をする必要性があることなどから、諸経費が若干割高になる傾向にあります。

 

次のリンクは、「弁護士費用の平均の算出」ができるものです。ここから「日本の弁護士費用の平均の算出」ができます(リンク)

 

あくまでも日本の平均ですので、勝訴経験が多い負け知らずの弁護士や、会社形式により固定給が発生している弁護士だと、それより高額になる傾向があるようです。(ご参考まで)

 

弁護士費用が高額過ぎても疑問ですが、弁護士費用が安いからと言って費用だけ取られて満足のいく結果が得られないのであれば、その費用もすべて無駄になってしまいます。タイの司法・弁護士は3種類あります。タイの弁護士3種類とは?詳細はこちら(リンク)

 

まずは、ご自身が抱えている問題を本当に解決してもらえるのか、納得のいく判決(示談解決)が得られるのかが一番大事なポイントになってきます。弁護士を決める際、勝訴経験・事案に合った能力が弁護士にあるか否かが何よりも重要です。

 

タイ在住支援法律事務所は、各事案に合った勝訴経験のある弁護士によって、あなたの問題解決を図ります。まずは、現在、起きている問題・トラブルの内容をご相談下さい。

 

 

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