タイの入国スタンプの「滞在期限」や「ビザ種別記載」が漏れていたり違う場合の対処法

タイの空港、入国管理局、

 

ノービザや観光目的での入国以外の方でタイのビザを取得している方は、タイから一時出国する際に、既存のビザの有効期限まで再入国できるように、リエントリービザを取得してからタイを出国します。ここでは、その後、再入国の際に、入国スタンプの押し間違えや記載漏れがあった場合にどうすればいいのか?

 

タイの入国管理局員のミスによって入国スタンプの滞在期限が違っていたり、ビザがあるのに入国スタンプが「ノービザ」で押されている場合がよくあります。タイへの入国時に、その場で気が付けば訂正して貰えるでしょう。しかし、それを「後になって気が付いた」場合、どうやって滞在期限やスタンプを変更したらいいのかの対処法について解説します。

 

タイに入国する際、誰もが空港や国境で入国スタンプを押してもらいます。観光目的でノービザでタイに入国される方は、手書きではないので、スタンプ自体は空港職員も間違う事はありません。(ツーリストビザを取得されていてリエントリービザを取得している場合は、「TR-RE」と滞在期限が記載されます)

 

しかし、タイでワークパーミットを取得してお仕事をしている場合、入国スタンプのビザタイプは「Non-Re」と手書きで記載され、リタイヤメントビザや結婚ビザ等(いわゆるO-ビザ)を取得されている方は「Non-O」となります。また、スタンプを押してもらう際、職員が2つの情報を手書きで記入しています。1つ目は、ビザのタイプ、そして、もう1つは滞在期限です。もちろん、入国スタンプなので入国日もスタンプ表示されていますが、その他は、手書きで記載されていなければなりません。

 

入国スタンプ内の滞在期限は、再入国許可スタンプの有効期限が「XX/XX/XX」と書かれます。職員が頻繁に間違えるのは滞在期限の方ですが、稀に、「Non-Re」「Non-O」「TR」と記載が必要な所が空白になっている場合があります。そのように、空白になってしまっている場合は「ノービザ入国」のスタンプになってしまっています。その際は、イミグレーションに出向き、入国スタンプの訂正を行う必要があります。

 

正しい入国のプロセスだと、空港職員や国境の職員が入国スタンプを押す際に、再入国許可スタンプの有効期限を見て、入国スタンプ上に同じ期限を手書きする必要があります。しかし、間違えが見られるパターンとしては、入国管理局員が再入国スタンプを確認せず、一般観光客と同じノービザ入国で30日の滞在期限にて、手書きで期限を記載したり、スタンプを押してしまいます。

 

さて、入国スタンプ上の滞在期限が間違ったまま帰宅してしまった場合は、どうすればいいでしょうか。このまま放っておけば1ヵ月以上滞在すると有効な滞在期限が過ぎてしまいます。でも、どこで訂正してもらうのか迷いますよね。

 

わざわざスワナプーム空港まで戻って訂正してもらうのも面倒だから、「手書きなので自分で訂正してしまおうか」とかは考えないようにしてくださいね。入国スタンプの下に職員のサインもあるため、勝手に滞在期限を訂正するのはリスクがあります。

 

まず、何よりも入国スタンプをもらった際、毎回見直すことが大切ですので、その場で気が付けば、すぐ訂正してもらえますが、その場から離れてしまったり、時間が経ってしまった場合には、最寄のイミグレーションで訂正が可能です。また、この訂正が行われていない場合、90日レポートやビザの更新の際に支障が出てしまいますので、気が付いたら早めに訂正を行ってください。

 

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左記は、Bビザの残期限があるにも関わらず、30日の滞在でノービザ扱いの入国スタンプを押されてしまい、後から、イムグレーションにて訂正をした例です。

 

例えば、この例を見ると、再入国日が「16 SEP 2018」で、滞在期限が30日後の「15 OCT 2018」になっています。

 

このような場合は注意してよく確認する必要があります。

 

もし、再入国スタンプの有効期限が「13 DEC 2018」であれば、本来、それを手書きにて記入する必要があるからです。

 

上記が、滞在期限やビザ種別の記載漏れの変更方法ですが、それでも、イミグレーションに行く手間や時間など考えると、空港や国境で入国スタンプを押してもらった時に、直ぐに確認することが一番です。

 

この記事を読まれた皆さんも、お持ちのパスポートの入国スタンプを確認してみて下さい。もしかしたら、直近の入国スタンプの有効期限が1ヵ月になってしまっていませんか?