クレジットカードでのデポジットを要求されたら注意が必要

クレジットカード、

 

 

タイの生活も長くなると、たまには都会を離れ自然を求めて遠出をしたくなることもあると思います。例えばアユタヤ遺跡などは、バンコクから80キロほどの気軽な観光スポットですので、誰もが一度は訪れたことがあるのではないでしょうか。

 

 

そのアユタヤ遺跡へはバンコクから鉄道、バス、観光船等で行くことができますが、アユタヤの無数にあるワット群を散策するにはレンタカーがあると便利だなと思われた方も多いでしょう。

 

 

そこで、今回はタイでレンタカーを借りた人が思わぬトラブルに巻き込まれたという体験をしていますのでご紹介します。

 

 

彼は休暇を利用して一週間ほどイーサンをドライブするため、バンコクでレンタカーを借りました。その際に利用料金とは別に30000バーツのデポジットを払う必要があり、現金の持ち合わせがなかったため、クレジットカードを利用したそうです。

 

 

旅行から無事戻り、レンタカーも問題なく返却したのですが、後日、クレジットカードの明細書が届き、内容を確認したところ、この30000バーツが決済されていて、翌月の予定日に口座から引き落とされることに気づきました。

 

 

慌てた彼は、レンタカー会社に連絡したところ、電話に出たタイ人は「担当者が間違えて決済処理したようです。」とよくあることのように特に誤りもせず、「再処理をしてみますが、万一引き落とされた場合は30000バーツを現金でお返ししますよ。」とのこと。

 

 

彼も長くタイで暮らしていますので、このタイ人の言葉を鵜呑みにはできないと思い、クレジットカード会社に連絡しましたが、「わたくし共では何も出来ません。」とつれない返事が返ってきたそうです。

 

 

結局、再処理の手続きが完了する前に、引落予定日が来てしまい、彼は止むを得ず、銀行口座にある現金を全て抜くことにしました。(給与の振込口座のため口座を解約することは出来なかったそうです。)ただ、これも最終的な解決ではなく、またクレジットカードの預金額がなくなりブラックリストに載るのではないかという心配も残ります。

 

 

今回のことで、もし彼が、タイの法律に詳しい弁護士を知っていれば、明細書が届いたときに相談ができ、素早く対処していれば、口座を空にするなどという非常手段を取らずに済んだかも知れません。

 

 

 

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