通りがかりの美しい外国人に声を掛けられたらどうする?

 

タイのバンコクの日本人が多く住む地域でN君に起きた本当のお話。

 

 N君がある日の夕方、BTSトンロー駅周辺を歩いていると、

 

「日本の方ですか?」と流ちょうな日本語で超!美人の外国人に声を掛けられました。

 

「やったぁぁ!」と思うのはN君だけではありませんよね。

 

今日は楽しい週末になりそう!と、N君は瞬間的に連想してしまいました。


彼女はシンガポール航空のキャビンアテンダントで、今とても今困っているとのことでした。休日だったので町をブラブラしていたけど、タイバーツが足りなくなっていまい、ホテルまで帰るお金が足りないとのこと。

 

「10シンガポールドルなら持っているけど両替できる所を探しているが見つからないので、どうしたら良いか?」「貴方が持っているタイバーツと交換両替できないか?」と聞いてきました。


それはいいけど、一体タイバーツで幾らになるのか?

と、まじめにインターネットの為替レートを検索すると、200バーツそこそこしかにならない。

 

彼女の泊まっている空港近くのホテルまでのタクシー代には少々不安な金額だ。いや、高速代を考えたら明らかに足りない。

 

ここは人助けと思って、思い切って1000バーツをそのまま彼女に渡しました。彼女はとても感謝しくれて、来週またタイに来るからその時に食事を御馳走すると、シンガポール航空のIDカードを見せてくれた。IDカードの写真も撮らせてくれました。


おまけに泊まるホテルの名前と電話番号まで書いて渡してくれたので、期待が大きく膨らんでしまったのは当然のことです。こんな美人と、しかも憧れのキャビンアテンダント!

すると彼女は、もし可能ならもう少し貸してもらえないか、お土産を買いたいが、この辺の店はクレジットカードが使えないとのこと。来週会った時に返すからというので、じゃ、3000バーツと奮発。来週ホテルで会う約束をして別れて、その日はルンルン気分で帰りました。


果たして約束の日になったのでホテルへ向かいましたが、待てど暮らせど、一向に彼女が現れない。もしかしたら到着が遅れているのかも知れないと思い、シンガポール航空のホームページでフライト情報を確認しようとしたら、教えてもらったフライトが出てこない!

 

変だなぁと思い、思い切ってシンガポール航空のタイにあるオフィスに電話してみると、そんなフライト番号はないとのこと。おまけに、キャビンアテンダントのID番号と名前を話したところ、そのような人は在籍していない!と、地獄のような回答!


「やっぱり、そんな良い話はないよなあ」と思いながら、ホテルを後にしたN君はやっと現実に戻りながら、IDをどうやって作ったのか?きちんとシンガポール航空のロゴも入ってたしなぁ…と不思議に思いながら、そればかりを考えて渡したお金のことはすっかり忘れてしまった。

でも、忘れられないのは、彼女のあの美しい顔!

そして、溜息…。                     

 

終わり

この様なバンコクの街中で起こる「詐欺?」被害も、毎年いろいろなタイプの手口が出てきますが、相手から声を掛けてきた場合、道を聞くだけで去っていく人以外のほとんどの人が、何らかの目的を持って声を掛けてきます。皆さんも気をつけてください。また、下心もほどほどに…。